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日々試行しながら未来へ進む


by ogw-m

タスクシュート的に使えるTaskPortPro

iPhoneのApp Storeで、TaskPortProが検索可能になったので、準備していたこの記事を投稿します。ぜひ、みなさん試してみてください。

はじめに

ExcelのTaskChuteを会社で5ヶ月使い続けています。なんとかオフの時間でも、同じようなことができないかといろいろと試していましたが、自分の中でなかなか納得出来る形がつくれずにいました。簡単なのは、自宅にあるWindows機にOfficeを購入して、Excel版のTaskChuteを使うことなのですが、普段使っているのがMacですし、なによりオフの時間で一番身近にあるのはiPhoneなので、iPhoneでなんとかできないかとやっていました。

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そんななかで、iPhoneアプリのTaskPortProという今までのタスク管理ツールとはちょっと違ったタスク管理ツールのβテストに参加して、「これはもしかしたらいいかも?!」と思って、使い始めました。そう思った最初のきっかけは、このアプリには「終了時刻」という概念があったことです。タスクに対して見積時間を入力するので、それらの時間を合計して予定終了時刻を自動で算出してくれます。終了予定はタスクシュートで一番必要な概念だと自分は思っています。これを計算してくれるなら、いけるかも、と思って使い始めてみることにしました。

作業記録については問題なし

TaskPortProを使い始めるまでは、オフでの作業記録についてはtoggleを使って記録していました。toggleは、オンライン上のサービスと連携していて、入力した内容は全てiPhoneの外に保存されます。自宅に帰ってからは、PC上から作業履歴をみることができるので、便利なサービスです。しかし、オンラインが必須のサービスなのでオフラインでは使えないという点がリスクでした。一応、オフラインでも使えるようになっているようですが、オフラインで入力した記録が消失することが多発したので、それ以来はオンラインでしか使っていません。自分はPocketWiFiでiPhoneの通信をしていますが、例えばPocketWiFiが圏外だと作業記録ができないし、PocketWiFiのバッテリが切れても作業記録ができません。それでも、toggleは便利なサービスで、ずっとtoggleを使って作業記録をつけていました。

一方、TaskPortProはタスク管理ツールですので、作業記録をつけるといった使い方でも問題なく使えます。また、見積時間までいれたタスクを過去の履歴から再利用したり、繰り返し使えるようにタスクを登録しておいたりできます。そのため、toggleよりも作業記録に便利な面もあります。ただ、今のところ見積時間を入れることが必須になっているので、toggleのように実行したタスクを記録していく使い方をしようとすると、一手間増えることになります。しかし、過去の履歴からの再利用や、繰り返しタスクの登録を利用することで、その一手間も減らすことができるかと思います。

なにより、一番嬉しいのはオフラインでも作業記録ができること。これは、toggleとは大きな違いです。PocketWiFiの電波状況には関係なく、いつでも作業記録ができるのはストレスがなくていいです。となると、作業記録はiPhoneにずっと貯まるため、エクスポートの手段がどうなのかは気になるところですが、TaskPortProではメールでのエクスポートをサポートしているので、送信先をEvernoteにしてメール送信すればOKです。これを一日一回、寝る前に行えば日々の作業記録がEvernoteに貯まっていきます。送信済みのタスクは、自動でTaskPortProから消してくれる親切設計です。

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繰り返しはToodledoの助けを借りて

TaskPortPro、大橋さんの言葉をお借りするなら、タスクシュートの「まな板」としてみるとすごくいいです。タスクをさばいて、実行していくところの管理です。終了時刻も出るので、目標としている時刻と乖離している場合には立ち止まって、残っているタスクを見直すということもできます。タスク見直しの際には、「タスク見直し開始」というタスクを開始してすぐに終了させます。これは、TaskPortProは、ひとつのタスクを実行している最中は他のタスクの操作ができなくなるため、いつからタスク見直しを始めたのかの記録のためです。もちろん、終了したときには、「タスク見直し終了」タスクを開始してすぐに終了させます。これで、この間の時間は「タスク見直し」の時間だと認識できます。

しかし、TaskPortProの特性上、繰り返しのタスクの取り扱いについては得意ではありません。繰り返し使うタスクを登録することはできますが、その中から選択して使うのは自分自信です。毎日やっているタスクであれば、過去の実行済みタスクから選択できるので問題はないと思います。しかし、1週間置きにやるタスク、毎週土曜にやるタスクなどなど、そのようなタスクをやる日だよ、と促してくれる機能は現在はありません。個人的には、TaskPortProにはそれら複雑なくり返しタスクの管理機能は不要だと思います。いまのある意味独特なタスク管理をサポートできるのならいいですが、それを崩してまで複雑な繰り返しのタスク管理機能を含める必要はないと思います。TaskPortProには、「まな板」としての機能を突き詰めて欲しいです。複雑なタスク管理については、それを専門にしているToodledoの助けを借りることにしました。

Toodledoは、特に繰り返しのタスク管理に強いと考えています。例えば、「毎週火曜と金曜」にやるタスクとかも登録できます。もっと複雑な指定もできそうですので、幅広く繰り返しのタスク管理に使えそうです。また、iPhoneアプリも用意されていて、タスク情報についてはオンラインと同期を取ることができます。オフラインでいろいろとタスク操作をして同期をしても、問題が発生することがいままで自分はなかったのでずっと使っています。

毎朝、自分はその日一日のやることの見通しを立てたりする時間を15分程度取っています。その時間の中で、ToodledoのWeb画面を見ながら、当日分のタスクを手元のiPhoneアプリのTaskPortProに書き写すというタスクをやりはじめています。仕事のある日は、「仕事時間」というタスクを登録しておき、時間を会社に滞在している時間の10時間程度に見積もっておきます。会社に滞在している時間は、自分はExcelのTaskChuteを使って管理しているので丸めちゃっています。こうすることで、オンもオフも含めて、一日の開始時刻=起きた時刻から一日の終了時刻=寝る時刻までの管理をTaskPortProですることができます。もちろん、TaskPortProは終了時刻も自動で表示してくれるので、その日の寝る時間が予定と乖離していないかを確認することができます。もし、予定と大きく離れていたら、その時点でタスクを調整して終了時刻を予定の時間に近づけるようにします。

さいごに

オフの時間も肌身離さず持っているiPhoneでタスクシュートを実現させたく、いろいろと試しながらやっています。TaskPortProやiTaskChuteなどのアプリを考えながら使っていると、ますます自分でもタスクシュート的なアプリを作いたい気持ちを強めることができます。

今年の夏は、会社の休みが多くなりそうなので、その間に一気にアプリのベースは作ってしまいたいところです。

以上
by ogw-m | 2011-06-05 07:47 | TaskChute